浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第38章 サイコ・クラングの逆襲
(5)
その違和感はソニアにもアニーカたちにも伝わっていた…!
「こんなの……、こんなの愛のカタチじゃないよッ!」
波状攻撃は効果があった
今まで近付くことも出来なかった攻撃が〈サイコフレーム部隊〉の凄まじい攻撃で突破口が開いていった
宇宙港でサイスクロー部隊と戦闘していたハンズィやラルフたちからも〈サイコ・クラング〉が煙をあげている光景が確認出来た
「あいつら……、押してるな!」
「こちらも蹴散らせ!」
そのとき、空が割れていった……!
雲の上から大きな塊が見える!
小惑星アクシズが、今まさに落下せんとその巨大な姿を現したのだ!
空に異様な影
小惑星の周りに緑色の光りが包んでいく…
「なに? あの光り!?」
ノマも戦闘中とはいえ、思わず眼を見開く
アクシズが不思議な光りに導かれていく…
アニーカ・カリードは空の光景だけでなく自分の周り、コックピット全体までもが緑色の光を放っていることに気が付いた!
「こ、これは……!? 〈サイコ・クラング〉のパイロットの意識か!? いや、なにか大勢の意志がなだれ込んで来る!」
ノマも異変に気付く
「……ファラ?」
亡き親友の存在を感じるのだ
それは戦っているソニアにも広がっていく
「タオ…? そこに居るの?」
ソニアはパイロットスーツの中にタオの感情が入り込んでいく…
「うん……私も……」
ソニアは感覚的にパイロットスーツが四散し、裸の自分の身体にタオが抱きついてくるような、そんな気持ちになった
「やっぱり、そうだよ!敵の意識はおかしいよ!敵のパイロットは機械とセックスしているの?
わたしとタオ、ノマはこんな酷いことはしないもの!もっと自然に肌を寄せ合うものなのよ!」
ソニアは敵の意識が不気味な幽霊でも見ているようで、気持ち悪かった!
その違和感はソニアにもアニーカたちにも伝わっていた…!
「こんなの……、こんなの愛のカタチじゃないよッ!」
波状攻撃は効果があった
今まで近付くことも出来なかった攻撃が〈サイコフレーム部隊〉の凄まじい攻撃で突破口が開いていった
宇宙港でサイスクロー部隊と戦闘していたハンズィやラルフたちからも〈サイコ・クラング〉が煙をあげている光景が確認出来た
「あいつら……、押してるな!」
「こちらも蹴散らせ!」
そのとき、空が割れていった……!
雲の上から大きな塊が見える!
小惑星アクシズが、今まさに落下せんとその巨大な姿を現したのだ!
空に異様な影
小惑星の周りに緑色の光りが包んでいく…
「なに? あの光り!?」
ノマも戦闘中とはいえ、思わず眼を見開く
アクシズが不思議な光りに導かれていく…
アニーカ・カリードは空の光景だけでなく自分の周り、コックピット全体までもが緑色の光を放っていることに気が付いた!
「こ、これは……!? 〈サイコ・クラング〉のパイロットの意識か!? いや、なにか大勢の意志がなだれ込んで来る!」
ノマも異変に気付く
「……ファラ?」
亡き親友の存在を感じるのだ
それは戦っているソニアにも広がっていく
「タオ…? そこに居るの?」
ソニアはパイロットスーツの中にタオの感情が入り込んでいく…
「うん……私も……」
ソニアは感覚的にパイロットスーツが四散し、裸の自分の身体にタオが抱きついてくるような、そんな気持ちになった
「やっぱり、そうだよ!敵の意識はおかしいよ!敵のパイロットは機械とセックスしているの?
わたしとタオ、ノマはこんな酷いことはしないもの!もっと自然に肌を寄せ合うものなのよ!」
ソニアは敵の意識が不気味な幽霊でも見ているようで、気持ち悪かった!