浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第39章 キュール・シュランク
(4)
「そう、トップはアニーカ・カリードよ、その次にくるのが何とアキラなのよ!」
「ええッ!? 嘘でしょう?
ソニアや私より上なの?」
「私たちはともかく…、このグラフを見てノマが落ち込んじゃって…」
「……強化人間を抜いちゃったか!
そりゃ、やってられないわね…お察し」
「次のプラガーシュのパイロットは子供になるかもよ!」
「私たちですらプラガーシュの簡易版レベルなのに…、うかうかしてられないわね!
おら!クソボーズ、代わりなさい!アンタが訓練しても何の意味も無いのよッ!」
アンジェラは無理やりシミュレーション訓練を中断して強引にコックピットハッチを開かせ、アキラを追い出した
「ひどいよアンジェラ!ボクの番だったじゃないかッ!?順番守ってよ!!」
アキラは追い出されたものの再び模擬コックピットに入り込む
「アンタ邪魔よ!前が見えないじゃない!」
「ほら、前から敵が来るよ!早く迎撃体制をとらないと狙われちゃうよ!」
「言われなくてもわかっています!シートの後ろにまわってよ!」
「シートの後ろじゃ見えないじゃないかッ!?
ほらほら、来たよ!2時の方向!」
「しょうがないわね、膝の上に乗って頂戴、邪魔しないでよね」
その訓練のあと
少し変わったデータが取れた…
アンジェラとアキラの同乗した場合の成績が抜群に良かったのだ
2回目を繰り返しても、やはり成績が上がっている
念の為ソニアとアキラが同乗してみても以前より数値が良くなっている
リトケはどう分析したら良いのか、頭を悩ませる結果だった
「うーーん、何なんだろう? 撃墜数がどうこうとかじゃないような気がするなぁ…
なんと言ったらいいのか、次にくる攻撃の予測が出来てて、迎撃する時には既に攻撃態勢に移っていけてるってのは…、予測向上って事なのかな?」
アンジェラも訳がわからない
「今度戦闘に出るとき、御守がわりに連れて行こうかしら…?」
「やめてよ!まだ子供なのよ!」
「冗談よ、でも生存率が上がるのなら迷信でも信じたいわね」
アンジェラは冗談でも無さそうだ
そこへマリコが入室してきた
「アンジェラ!アジア男を手当り次第食い散らかしていくのは止めてよ!」
「人聞きの悪い…」
「そう、トップはアニーカ・カリードよ、その次にくるのが何とアキラなのよ!」
「ええッ!? 嘘でしょう?
ソニアや私より上なの?」
「私たちはともかく…、このグラフを見てノマが落ち込んじゃって…」
「……強化人間を抜いちゃったか!
そりゃ、やってられないわね…お察し」
「次のプラガーシュのパイロットは子供になるかもよ!」
「私たちですらプラガーシュの簡易版レベルなのに…、うかうかしてられないわね!
おら!クソボーズ、代わりなさい!アンタが訓練しても何の意味も無いのよッ!」
アンジェラは無理やりシミュレーション訓練を中断して強引にコックピットハッチを開かせ、アキラを追い出した
「ひどいよアンジェラ!ボクの番だったじゃないかッ!?順番守ってよ!!」
アキラは追い出されたものの再び模擬コックピットに入り込む
「アンタ邪魔よ!前が見えないじゃない!」
「ほら、前から敵が来るよ!早く迎撃体制をとらないと狙われちゃうよ!」
「言われなくてもわかっています!シートの後ろにまわってよ!」
「シートの後ろじゃ見えないじゃないかッ!?
ほらほら、来たよ!2時の方向!」
「しょうがないわね、膝の上に乗って頂戴、邪魔しないでよね」
その訓練のあと
少し変わったデータが取れた…
アンジェラとアキラの同乗した場合の成績が抜群に良かったのだ
2回目を繰り返しても、やはり成績が上がっている
念の為ソニアとアキラが同乗してみても以前より数値が良くなっている
リトケはどう分析したら良いのか、頭を悩ませる結果だった
「うーーん、何なんだろう? 撃墜数がどうこうとかじゃないような気がするなぁ…
なんと言ったらいいのか、次にくる攻撃の予測が出来てて、迎撃する時には既に攻撃態勢に移っていけてるってのは…、予測向上って事なのかな?」
アンジェラも訳がわからない
「今度戦闘に出るとき、御守がわりに連れて行こうかしら…?」
「やめてよ!まだ子供なのよ!」
「冗談よ、でも生存率が上がるのなら迷信でも信じたいわね」
アンジェラは冗談でも無さそうだ
そこへマリコが入室してきた
「アンジェラ!アジア男を手当り次第食い散らかしていくのは止めてよ!」
「人聞きの悪い…」