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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第39章 キュール・シュランク

(7)

“…やっぱりタオの肌は温かいな…”

ソニアは久しぶりの逢瀬で改めて思う



ソニアの部屋は今ではノマ、アニーカ・カリード、アキラがたむろしているのでタオと楽しむ場所がなかった

 こっそり空き部屋を探して快楽にひたるしかない


「恥ずかしいよ…、誰か来ちゃうカモ…」


「声をあげたらダメだよ…」


「…でも……出ちゃうょ…」


最近ゆっくりシテなかったな、とソニアは舌でタオを攻めながら思っていた


今ではノマと3人で楽しむ時もあったりするが、アキラが乗り込んで来てからはさすがに遠慮してた


「もう体調は大丈夫なの?当分はまだまだシミュレーション訓練?」



「そうだね、まだ筋が突っ張る感覚が残ってるから実戦はどうだろう?

シミュレーション訓練が終わったら、まずは哨戒飛行からやり直しだね」


「わたし、ソニアが出撃するのが怖いわ…、前も無茶してたし…、またケガするかもと考えただけで…

 いえ、ケガだけで済んでくれればまだいいけど、…私…怖いのよ」



「うん…、わかるよ…、心配してくれてアリガト、いつもゴメンね

 サイコ・クラングも、黒い4本腕も居なくなったし、もうそんなに危険な事にはならないと思うよ! そう考えるとアンジェラはタフだよね
 あんなに機体がスクラップ寸前まで握り潰されかけてたのに…
 本人は元気なのが凄いよ!

 それに比べて私はここに来てからはベッドの上ばかりだな…」



タオは笑った


「ナオトもそうだったよ」




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