浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第40章 最終決戦〜①クラング・スクリームの猛攻
(11)
ソニアは簡単な食事を終えると薬の反応ですぐに眠ってしまった
その間にタオとアキラも病室を離れて食堂へ移動すると先にリトケとマーカスが談笑していた
「よぉ、アキラ!ソニアの様子はどうだった?
悔しくて泣いちゃってたんじゃないか?」
「えッ!?よくわかったねぇ!」
「なんだよ、マジか?まぁ、アイツらしいわ」
メカニックマンのマーカスと作戦指揮とシミュレーション・オペレーターのリトケは職務こそ違うが仲が良かった
何事にも前向きなマーカスと皮肉屋のリトケ
小さな訪問者アキラにも優しく接してくれるのでアキラも気軽に話しかけることが出来るのだ
「タオ、実際どんな具合いだい?安静状態か?」
「…いえ、マーカスさん……
ドクター・アンからは疲労感だけで骨折は無いそうです、打ち身が少しある程度で」
「ふむ、…って事は〈プラグ〉を解体しちまったのはマズかったかな…、オレ怒られそうだな」
「私はもう飛んでほしく無いんですけど…」
「あれだけ出撃するたびに医務室のベッド行きだったら同室のタオは心配だよな
……まぁ似たような奴を別で知ってるけどな」
「アイツも毎回何かを壊して帰ってきてたもんな!確かに似てる!
今頃アイツどこほっつき歩いてんだろうな?
姫と一緒だと喧嘩ばかりしてそうだけど」
「それってナオト?似てるかしら?」
「二人とも生真面目なんだよな!あと戦いになったら人が変わっちまうのさ!
ムキになって、少し頑張り過ぎるのも似てるわ、だから大ケガして帰ってくるんだろうな」
「アイツ、普段は大人しい性格なのに…
戦闘データを解析してても突っ込みすぎるんだよ、バカは怖いモノ知らずってね」
「それって褒めてるの?けなしてるの?」
「アキラ、リトケは口が悪いだけで本心は信頼してるのよ」
「そういう事」
「オトナの言い方は複雑だね、ぼくには違いがわからないよ! ところでマーカスさん、ソニアが乗れる機体ってまだあるの?」
「やめてよアキラ!もううんざりだわ」
「まぁまぁ……、一応すべての機体は割り振られているから予備のフリーゲンって無いんだけど……、まぁこっちなりに考えてはいるよ
でもアキラ、ソニアにはナイショだぜ」
マーカスはニヤリと笑った…
ソニアは簡単な食事を終えると薬の反応ですぐに眠ってしまった
その間にタオとアキラも病室を離れて食堂へ移動すると先にリトケとマーカスが談笑していた
「よぉ、アキラ!ソニアの様子はどうだった?
悔しくて泣いちゃってたんじゃないか?」
「えッ!?よくわかったねぇ!」
「なんだよ、マジか?まぁ、アイツらしいわ」
メカニックマンのマーカスと作戦指揮とシミュレーション・オペレーターのリトケは職務こそ違うが仲が良かった
何事にも前向きなマーカスと皮肉屋のリトケ
小さな訪問者アキラにも優しく接してくれるのでアキラも気軽に話しかけることが出来るのだ
「タオ、実際どんな具合いだい?安静状態か?」
「…いえ、マーカスさん……
ドクター・アンからは疲労感だけで骨折は無いそうです、打ち身が少しある程度で」
「ふむ、…って事は〈プラグ〉を解体しちまったのはマズかったかな…、オレ怒られそうだな」
「私はもう飛んでほしく無いんですけど…」
「あれだけ出撃するたびに医務室のベッド行きだったら同室のタオは心配だよな
……まぁ似たような奴を別で知ってるけどな」
「アイツも毎回何かを壊して帰ってきてたもんな!確かに似てる!
今頃アイツどこほっつき歩いてんだろうな?
姫と一緒だと喧嘩ばかりしてそうだけど」
「それってナオト?似てるかしら?」
「二人とも生真面目なんだよな!あと戦いになったら人が変わっちまうのさ!
ムキになって、少し頑張り過ぎるのも似てるわ、だから大ケガして帰ってくるんだろうな」
「アイツ、普段は大人しい性格なのに…
戦闘データを解析してても突っ込みすぎるんだよ、バカは怖いモノ知らずってね」
「それって褒めてるの?けなしてるの?」
「アキラ、リトケは口が悪いだけで本心は信頼してるのよ」
「そういう事」
「オトナの言い方は複雑だね、ぼくには違いがわからないよ! ところでマーカスさん、ソニアが乗れる機体ってまだあるの?」
「やめてよアキラ!もううんざりだわ」
「まぁまぁ……、一応すべての機体は割り振られているから予備のフリーゲンって無いんだけど……、まぁこっちなりに考えてはいるよ
でもアキラ、ソニアにはナイショだぜ」
マーカスはニヤリと笑った…