浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第41章 最終決戦 〜②爆誕!サイコ・クラング mark2〜
(16)
シュメッターリングの少女たちが次々と集まってくる
「スティーブ様、ソイツ殺すの?」
「それはそうよ、敵だもの!」
「えー、かわいそうじゃない?」
少女たちの会話はキアラのコックピットにも接触回線がつながっている
「な、なんだ? 子供の声?
コイツらみんな子供なの?」
「子供だって!自分も子供じゃない?」
「ホントホント!」
「みんな女のコだよー」
スティーブは自らコックピットハッチを開けると強風が巻き起こる上空のまま顔を出した
それに続くようにシュメッターリングの少女たちもハッチから落ちないように小さな身体を支えながら身を乗り出し始めた
「な、 …最初の男以外、みんな子供か!
……というか、これは……わたし?」
金髪、黒髪、白い肌、黒い肌、みな様々な容姿たが、顔立ちがみな似ている
双子のように…?
自分にそっくりな?
キアラは当惑する
「さぁ、キミもハッチを開けてこちらへ移りなさい!その機体はいつ爆発するかわからないからね!いじめたりしないから、早くこちらへ移って下さい!」
男の呼び掛けにキアラもハッチを開け、恐る恐る身を乗り出す
手には携帯用の拳銃をたずさえて…
「コイツ拳銃持ってる!」
「スティーブ様に何するの!」
「スティーブ様、やっちゃっていい?」
スティーブは身ぶりで制止させる
「みなさん、おやめなさい!
この人はみんなのお姉さんかもしれません」
「えッ!?」
「えッ!?」
「お姉さん?」
キアラも続けて「え?」と声を出してしまう
「拳銃は持っててもいいですから、早くこちらへ! 機体がスパークしています!」
「う…、くそッ!」
キアラがコックピットから出ようとしたその瞬間!
キアラのスクリームがあちこちから早くも爆発を始めてしまった!
ガクン!と姿勢を崩したキアラは足を踏み外し、空へ投げ出された!
「あああぁぁぁぁッッッ!?」
落下し始めたキアラの細い腕をガッシリスティーブが繋ぎ止めた!
「ふぅ!間に合いました」
「あ、お前……血が…」
スティーブの額やほほには何かの破片が突き刺さっている!
スティーブはかまわず少女を引き寄せた
シュメッターリングの少女たちが次々と集まってくる
「スティーブ様、ソイツ殺すの?」
「それはそうよ、敵だもの!」
「えー、かわいそうじゃない?」
少女たちの会話はキアラのコックピットにも接触回線がつながっている
「な、なんだ? 子供の声?
コイツらみんな子供なの?」
「子供だって!自分も子供じゃない?」
「ホントホント!」
「みんな女のコだよー」
スティーブは自らコックピットハッチを開けると強風が巻き起こる上空のまま顔を出した
それに続くようにシュメッターリングの少女たちもハッチから落ちないように小さな身体を支えながら身を乗り出し始めた
「な、 …最初の男以外、みんな子供か!
……というか、これは……わたし?」
金髪、黒髪、白い肌、黒い肌、みな様々な容姿たが、顔立ちがみな似ている
双子のように…?
自分にそっくりな?
キアラは当惑する
「さぁ、キミもハッチを開けてこちらへ移りなさい!その機体はいつ爆発するかわからないからね!いじめたりしないから、早くこちらへ移って下さい!」
男の呼び掛けにキアラもハッチを開け、恐る恐る身を乗り出す
手には携帯用の拳銃をたずさえて…
「コイツ拳銃持ってる!」
「スティーブ様に何するの!」
「スティーブ様、やっちゃっていい?」
スティーブは身ぶりで制止させる
「みなさん、おやめなさい!
この人はみんなのお姉さんかもしれません」
「えッ!?」
「えッ!?」
「お姉さん?」
キアラも続けて「え?」と声を出してしまう
「拳銃は持っててもいいですから、早くこちらへ! 機体がスパークしています!」
「う…、くそッ!」
キアラがコックピットから出ようとしたその瞬間!
キアラのスクリームがあちこちから早くも爆発を始めてしまった!
ガクン!と姿勢を崩したキアラは足を踏み外し、空へ投げ出された!
「あああぁぁぁぁッッッ!?」
落下し始めたキアラの細い腕をガッシリスティーブが繋ぎ止めた!
「ふぅ!間に合いました」
「あ、お前……血が…」
スティーブの額やほほには何かの破片が突き刺さっている!
スティーブはかまわず少女を引き寄せた