浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第42章 最終決戦〜③空の狩人、アレク
(7)
「うわぁぁぁッッッ!!!」
押さえ込まれたシュタームはサイコ・クラングの重みにミシミシと音をたてながら落下していく!
他の僚機たちも周りを飛び交うばかりで何も出来ない!
そのとき!
突如地上から閃光がひろがってくる
ゴォォォッッッ!!!
と低い唸り声を上げながら雲の下から何かが上がってくる
頭が割れるような激しい轟音
その狂気ともいえる爆音がだんだん近づいてくる!
まるで雲の下で何かが爆発したような感覚!
シャトルだ!
宇宙へ向けてニューホンコン宇宙港からのシャトルが今まさに飛び立ったのだ
シャトルはロケットのように多段式のブースターを付けて真っ直ぐ頭上に飛んでいく
そしてそのシャトルにはアキラの母親ミサコも搭乗しているはずだ
「アキラ、シャトルだ!シャトルが飛んだよ!
無事、飛んだんだよ!」
ソニアたちは自分たちが落下しながらも、天へ向けて発射されたロケットを指さした
アキラは初めてのコックピットの揺れの体験もあって、ただ呆然と小さくなっていくシャトルを見つめていた…
シャトルは遂に見えなくなってしまう
そして、このまま落ちていくと自分たちもただではいられないことを実感する
いくら海に落ちたとしても鉄板にたたきつけられるような衝撃が襲ってくるはずだ
上から覆いかぶさってくるサイコ・クラングの巨体にどの武器も対応出来ない
操縦グリップを握るソニアは“終わり”を悟っていた…
「うわぁぁぁッッッ!!!」
押さえ込まれたシュタームはサイコ・クラングの重みにミシミシと音をたてながら落下していく!
他の僚機たちも周りを飛び交うばかりで何も出来ない!
そのとき!
突如地上から閃光がひろがってくる
ゴォォォッッッ!!!
と低い唸り声を上げながら雲の下から何かが上がってくる
頭が割れるような激しい轟音
その狂気ともいえる爆音がだんだん近づいてくる!
まるで雲の下で何かが爆発したような感覚!
シャトルだ!
宇宙へ向けてニューホンコン宇宙港からのシャトルが今まさに飛び立ったのだ
シャトルはロケットのように多段式のブースターを付けて真っ直ぐ頭上に飛んでいく
そしてそのシャトルにはアキラの母親ミサコも搭乗しているはずだ
「アキラ、シャトルだ!シャトルが飛んだよ!
無事、飛んだんだよ!」
ソニアたちは自分たちが落下しながらも、天へ向けて発射されたロケットを指さした
アキラは初めてのコックピットの揺れの体験もあって、ただ呆然と小さくなっていくシャトルを見つめていた…
シャトルは遂に見えなくなってしまう
そして、このまま落ちていくと自分たちもただではいられないことを実感する
いくら海に落ちたとしても鉄板にたたきつけられるような衝撃が襲ってくるはずだ
上から覆いかぶさってくるサイコ・クラングの巨体にどの武器も対応出来ない
操縦グリップを握るソニアは“終わり”を悟っていた…