浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第10章 ~再会~
本館から別館へのアクセスは限られたスタッフに限定されていた
認証キー、指紋、声紋、角膜
しかし、一通りパス出来れば侵入は容易だった
キンバリーとシンシアが2階の廊下を歩いているとき、ふと窓の下の人影が見えた
中庭の庭園の茂みに幼い子供の姿が見える
「キアラ? またシミュレーターをサボってる!」
シンシアもつられて窓の下を見ると、小さな女の子と一緒に車椅子の少年が見えた
「ナオト?」
「あ、キンバリーだ!!! おーーーい!」
ナオトは慌てて茂みの奥深くに身を潜めた
シンシアたちは2階から走って降りてきた
「キアラ!まだシミュレーション中のハズですよ!」
「あんなのとっくに終わっちゃったよ!」
「ナオト、そこに居るのはわかっています」
「・・・・隊長?」
「おまえに潜入活動のスキルが低いことはよくわかった」
シンシアはキツい口調を発しながら、自然とナオトの身体を抱き締めた
「良かった」
シンシアが本当に安堵しているとナオトは思った
「シンシア、ボーイフレンドと会えて良かったわね
これからとうするつもり?
あなたたちはここで何をしているの?」
「・・・・何も目的はありません、彼と合流できたので帰るだけです」
「本当にそれだけ? マシンのデータを消去しないのかしら」
キンバリーはまだこちらに手札かあると言っている
「・・・・マシンを回収しても破壊しても・・・・バックアップ取られていたら意味はないわ」
「・・・・」
「それよりも・・・・キンバリー、あなたこそここで何をしているの?
また子供を使って呪われた実験を繰り返しているのッッ!?」
認証キー、指紋、声紋、角膜
しかし、一通りパス出来れば侵入は容易だった
キンバリーとシンシアが2階の廊下を歩いているとき、ふと窓の下の人影が見えた
中庭の庭園の茂みに幼い子供の姿が見える
「キアラ? またシミュレーターをサボってる!」
シンシアもつられて窓の下を見ると、小さな女の子と一緒に車椅子の少年が見えた
「ナオト?」
「あ、キンバリーだ!!! おーーーい!」
ナオトは慌てて茂みの奥深くに身を潜めた
シンシアたちは2階から走って降りてきた
「キアラ!まだシミュレーション中のハズですよ!」
「あんなのとっくに終わっちゃったよ!」
「ナオト、そこに居るのはわかっています」
「・・・・隊長?」
「おまえに潜入活動のスキルが低いことはよくわかった」
シンシアはキツい口調を発しながら、自然とナオトの身体を抱き締めた
「良かった」
シンシアが本当に安堵しているとナオトは思った
「シンシア、ボーイフレンドと会えて良かったわね
これからとうするつもり?
あなたたちはここで何をしているの?」
「・・・・何も目的はありません、彼と合流できたので帰るだけです」
「本当にそれだけ? マシンのデータを消去しないのかしら」
キンバリーはまだこちらに手札かあると言っている
「・・・・マシンを回収しても破壊しても・・・・バックアップ取られていたら意味はないわ」
「・・・・」
「それよりも・・・・キンバリー、あなたこそここで何をしているの?
また子供を使って呪われた実験を繰り返しているのッッ!?」