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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第45章 あとがき

「月面都市の話し」


宇宙編の後半の舞台となる月のドーム都市グラナダ


宇宙世紀でも大きな月面都市としてグラナダ市とフォン・ブラウン市が登場している


今作でもアナハイム・エレクトロニクス社の工房としてナオトたちはグラナダに行きました


個人的な設定として連邦軍側がフォン・ブラウン市、

ネオ・ジオン側がグラナダ市としました


「逆襲のシャア」の時代ではνガンダムがフォン・ブラウンのアナハイム製

ネオ・ジオン側のギラ・ドーガ、サザビーなどは旧ジオンと関係の深いグラナダ工場で生産されている


今作ではグラナダ工場を舞台としたので出撃前のギラ・ドーガの姿や、アルパ・アジールをチラ見せさせてみました


今作で登場させた次期主力候補“メテオシュタイン”は連邦空軍がアナハイムに発注した試作機

それがフォン・ブラウン市のアナハイム工場ではなく、グラナダ工場で作られたのか?


裏設定ではハンセン艦長が月の情勢を把握するためにわざとニセ企業からの発注という体裁をとって、シンシアたちにスパイ行動をとらせていた、という雰囲気にしてみました!


結果的にシンシアたちはキュール・シュランクに合流出来なかったので、ハンセン艦長の作戦は失敗に終わった、という事になります


退役したシンシアとナオトはこの後どうなったのでしょう?


ストーリー下書きは当初から「アレクとシンシア(と思わせたアンジェラ)」
(※初期案は特攻するナオト)
で終わらせるつもりでしたので、ここから先の予定は元々ありませんが、

何となく想定していたのは…

〈1〉ハノーバー研でテストパイロットとして暮らす

〈2〉スパイとしてネオ・ジオン組織に入り込む

というイメージを抱いてました



そういう意味でも、シンシアがハンセン艦長の命を受け月面へ向かったのは、新型機の受領とともにスパイ活動がうまくこなせられるか?

の試験的な活動だったのかもしれません


ダイアナ・ギルスベルゲンも再登場出来るようなラストでしたので、また別の機会にシンシアたちの前に現れるのもしれませんね


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