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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第45章 あとがき

「ウクライナ侵攻」

ロシアの非人道的侵攻が始まって数日


当初ミサイル攻撃だったものが市街戦に広がっている

ここで私的な意見を述べるつもりはない

(もちろん意見はある)


報道を見ながら本作のことを思い出す

完結させて数ヶ月たつわけだけれども、ニューホンコンの市街戦、ネパールの市街戦、カシミール地方の市街戦、ベトナムの市街戦、というふうに様々な街が破壊されてしまう空想とはいえ重大な事態を書き上げてきた


兵士や民間人の行動を自分なりに書いてきて、今更ながらに「やはり戦闘は非人道的なものだ」と思う


ロボット同士の戦いであろうとも


また書き終えた今でも世界観にまつわる調べ物を良くするようになりました


棄権したインドはなぜ棄権したのか


中国から侵略を受けたときに旧ソ連から援助を受け、さらにパキスタンから攻撃された時も援助を受けた過去を持つインド


その関係性も今は薄れて、今ではアメリカからの援助が徐々に増えつつある

今後のウクライナはどうあるべきなのか?
主権を維持出来るのか、属国となるのか

次はバルト三国なのか

北方領土に建設中の軍事施設は北海道を攻めてくるのか

中国が台湾、そして尖閣諸島を攻めてきたときアメリカはどう動き、日本はどう立ち回るのか

そもそも、動くのか?


本作「浮遊空母」は一旦完結はさせてあるものの、ストーリー的には「その後」も作れてしまうため、弱体化した連邦軍側アクセプト軍と、企業連合トランキュリティ軍側がどう盛り返してくるのか、も考えられなくもないわけです


また出資しているとしてきたアモルフィス社、ガーディアン社、ドイツの軍事施設、インドの軍事集団、パキスタンの軍事集団なども本作では終焉させていない

終わらないのが人の業なのか



やるせない気持ちで現実の紛争を見ています


自分には守るべき家族も居ないので戦う義務は無いものの、

守るべき家族が居ないからこそ誰にも悲しまさせずに戦場に出向くべきではないか、と思うこともあります





ナオトやソニアたちは何を守るために戦っていたのでしょうかね?


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