浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第11章 ~帰還~
ナオトは訓練室からほど近い休憩ルームを覗いた
休憩ルームというのは名ばかりで、少し通路幅の広い廊下にドリンクサービスと2基のソファーが有るだけの狭いスペースだ
ひと休みしたかったが、機嫌が悪いシンシア隊長も気になった
プライベートエリアのほうの休憩ルームで落ち着こうかな、と移動した
空飛ぶ要塞空母「キュールシュランク」通称「冷蔵庫」は設備そのものが実験機だ
プライベートエリアもいびつな場所に分散しているのも、急ごしらえな印象だ
ナオトたちパイロットのプライベートエリアは上部に集中しており格納庫と作戦ルームの中間に位置している
訓練室は作戦ルームや指揮官クラスのエリア側にあったため、プライベートで上官に遭遇することは少なかった
シンシア隊長の割り当てられた部屋はパイロットたちとは異なり指揮官クラス側にあったため、わざわざナオトたちのエリアの休憩ルームに来ることは無かった
様子を見たかったが、仕方がない
部屋に戻るか…
いや、もしかして…
ナオトはエレベーターで最上階まで上がってみた
最上階には少し特別な場所があった
サンルーフのように全天強化ガラスのヒーリングスペース
部屋全体が緑に覆われている
観葉植物が吹き抜けの高さまで広がっている
ちょっとした温室になっていた
休憩ルームというのは名ばかりで、少し通路幅の広い廊下にドリンクサービスと2基のソファーが有るだけの狭いスペースだ
ひと休みしたかったが、機嫌が悪いシンシア隊長も気になった
プライベートエリアのほうの休憩ルームで落ち着こうかな、と移動した
空飛ぶ要塞空母「キュールシュランク」通称「冷蔵庫」は設備そのものが実験機だ
プライベートエリアもいびつな場所に分散しているのも、急ごしらえな印象だ
ナオトたちパイロットのプライベートエリアは上部に集中しており格納庫と作戦ルームの中間に位置している
訓練室は作戦ルームや指揮官クラスのエリア側にあったため、プライベートで上官に遭遇することは少なかった
シンシア隊長の割り当てられた部屋はパイロットたちとは異なり指揮官クラス側にあったため、わざわざナオトたちのエリアの休憩ルームに来ることは無かった
様子を見たかったが、仕方がない
部屋に戻るか…
いや、もしかして…
ナオトはエレベーターで最上階まで上がってみた
最上階には少し特別な場所があった
サンルーフのように全天強化ガラスのヒーリングスペース
部屋全体が緑に覆われている
観葉植物が吹き抜けの高さまで広がっている
ちょっとした温室になっていた