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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第11章 ~帰還~

「あぁ、なんか話しをしていたらイライラが収まってきたな…」


「隊長のお役に立てれて光栄です」


「私は隊員たちとは馴れ合わないからな、

こうやって話しをすることはあまりない

そういう意味ではよそからやって来たキミには話しがしやすい、気を遣わなくていいからな」


そのへんはナオトにはあまり理解できない

コミュニケーションをとっているほうがスムーズなときもあると思う


しかし立場が変わればそういうことも不便な事になるのかもしれない


「…そういうもんなんですかね?」


「そういうものだよ

特に私は外見で舐められやすいからな…

ところで…、キミは非番の日は何をしてるんだ?」



「何って言われても、ボクはここに来てから医務室ばかりですからね…

もともと助けていただいた状況なので、私物の持ち込みもありませんし…」


「なんだ!若いクセに面白くないヤツだな!」


外見はナオトより年下に見えるシンシアからそんなこと言われてもピンと来ない


「軍人ですから、面白くなんてないですよ」


「そんなことないぞ!アンジェラは本が好きだし、ハンズィは格闘技が趣味だ、

私はのんびりすることが好きだしな!」


のんびりって何なんだよ!と一言いいたいナオトだった

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