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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第3章 ~同期生マリコ~

食事と睡眠をとったあと、ナオトの病室に2人の兵士がやってきた

30代の男性士官と20代の女性兵

ナオトは女性兵に見覚えがあった

「…マリコ?」

「ナオト君!」

「あれ?知り合いか?」

2人は訓練校の同期生だった
再開するのは4年ぶりか
何度かグループ訓練やペア実習をしたことがある
当時と変わらずベリーショートの活発な雰囲気だ

「俺はフリューゲル遊撃隊隊長のハンズィ、ハンセン艦長からキミを任された
形式上キミの進退の相談役だと思え
もちろんキミが望むなら私の部隊への編入も大歓迎だ」

「編入…、ボクも機密作戦に参加できるんですか!?」

「あくまで進退のうちのひとつだ、戻るも良し、部下になるのも良し

あくまで進退だ
決めるのはキミでも俺でもない、艦長だ!
軍隊だからな

キミが編入を望むのなら艦長に進言してやる」

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