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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第3章 ~同期生マリコ~

「ボクにはもう戻る部隊がありません!機体も…」

「キミの〈クラング〉はこちらで接収した、なにしろ貴重な戦力だからな
同じパーツが無いから少しチグハグなカスタム機になるがな

まぁ進退に関しては良く考えろ、一度編入してしまうと当分地上には戻れん
キミのケガではすぐに復帰も出来ないだろ?

わからん事は聞け、話し相手ぐらいにはなってやる

キミの身の回りの世話は彼女にやってもらう、必要な物があれば届けてもらえ

マリコ・ヒグチ軍曹!あとは任す」

ハンズィはナオトに愛想よくウインクするとドアへ向かった

「ああ、それと…!

軍曹は今はキミの上官になる、同期生とはいえ節度を保てよ」

ピシャリと釘を差しハンズィは退室した

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