浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第12章 〜クラング・ハイノート
エネルギーをセーブしながら戦っていた敵機は相手にならず、次々と戦線を離脱していった
キュール・シュランクが空域を移動しているのでそれ以上の追撃も無さそうだ
ラルフ機とナオト機はあらかたの掃討を済ませると第2隊のフォローに向かった
こちらの空域は残りの第1隊のメンバーで事足りそうだ
雲の中を抜けると前方の視界に異様な動きを見せる機体がある
アンジェラ機だ
急接近!
急降下!
急上昇!
トリッキーな動きで敵を翻弄している
だが、ブリッツを乱発しないところを見ると、エネルギーを最小限に抑えながらあの動きを実現させていた
「す、すごい…!」
シンシアとはまた違った戦法だが、シンシアに影響されたかのような飛翔だ
ようやく放った一撃は確実に相手を捉え、撃破した
「アンジェラさん、エネルギーパックです!」
ナオトはラルフ機のときと同様に予備パーツを放ち、周囲の敵機を牽制し、受け取るための時間を作った
アンジェラ機は標的にされないようきりもみしながら猛スピードで換装させる
そのとき!
アンジェラ機の背後の雲の中から
黒い影が浮き出てきた!
クラング・ハイノートの特殊武装機体だ!
カスタマイズが容易な敵の量産機は簡単にエース機を戦場にまわせる
黒いクラング・ハイノートは両腕を拡げると、
その先端からはさらに長い爪を延ばしていく
爪というより、5本の鎌だ!
悪魔のような出で立ちの敵機は背後からアンジェラ機におそいかかった!
「キャアァァァァッッ!!!!」
キュール・シュランクが空域を移動しているのでそれ以上の追撃も無さそうだ
ラルフ機とナオト機はあらかたの掃討を済ませると第2隊のフォローに向かった
こちらの空域は残りの第1隊のメンバーで事足りそうだ
雲の中を抜けると前方の視界に異様な動きを見せる機体がある
アンジェラ機だ
急接近!
急降下!
急上昇!
トリッキーな動きで敵を翻弄している
だが、ブリッツを乱発しないところを見ると、エネルギーを最小限に抑えながらあの動きを実現させていた
「す、すごい…!」
シンシアとはまた違った戦法だが、シンシアに影響されたかのような飛翔だ
ようやく放った一撃は確実に相手を捉え、撃破した
「アンジェラさん、エネルギーパックです!」
ナオトはラルフ機のときと同様に予備パーツを放ち、周囲の敵機を牽制し、受け取るための時間を作った
アンジェラ機は標的にされないようきりもみしながら猛スピードで換装させる
そのとき!
アンジェラ機の背後の雲の中から
黒い影が浮き出てきた!
クラング・ハイノートの特殊武装機体だ!
カスタマイズが容易な敵の量産機は簡単にエース機を戦場にまわせる
黒いクラング・ハイノートは両腕を拡げると、
その先端からはさらに長い爪を延ばしていく
爪というより、5本の鎌だ!
悪魔のような出で立ちの敵機は背後からアンジェラ機におそいかかった!
「キャアァァァァッッ!!!!」