浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第12章 〜クラング・ハイノート
敵機はヴァイカート機の頭部を蹴り上げ、
その反動を使って急上昇のステップにした
そして、
ナオト機の下半身に相当するブースターに爪をたてる!
捕まったッ!?
「逃しませんよ!」
低い男の声が聴こえてくる!
悪魔の囁き
ブースターを引っ掻きながら、ヨハンは残された爪で熱線攻撃をかける!
「ウワァァァァッッッ!!!」
凄まじい衝撃波!
だがそれも長くはなかった
切られた何本かの長爪は熱線の負荷に耐えきれず、爆発した!
それはそのままナオト機をも巻き込む!
悪魔の声が響く
「アナタも道連れです……」
ラルフとヴァイカートも眼を見張る
「ナオトッ!」
ナオトはアンジェラ機を抱きかかえたまま、ブースターにしがみつく敵機を振り払えない
ラルフ機は交差していたし、
ヴァイカート機は蹴り落とされていた
誘爆に間に合わない!
そのとき!
凄まじい猛烈なスピードで一機の小さなフリューゲルが突進してきた!
赤い未確認機
すれ違いぎわにビームサーベルで長爪の腕ごと斬り落とす!
あまりのスピードに機体が見えない
敵機が離れた瞬間、
ラルフがトドメの雷撃砲を正面から食らわせた
直撃!
爆炎をあげながら敵機は落ちていった
ラルフは彗星のように尾を伸ばす爆炎を見下ろす
「昔のダチの恨みは晴らしたぜ」
ヴァイカートは周囲に他の敵機の姿が無いことを確認した
「やれやれ、ウチのお姫様はおいしいトコだけ持っていくよな……」
もう赤い未確認機の姿は見えなくなっていた
その反動を使って急上昇のステップにした
そして、
ナオト機の下半身に相当するブースターに爪をたてる!
捕まったッ!?
「逃しませんよ!」
低い男の声が聴こえてくる!
悪魔の囁き
ブースターを引っ掻きながら、ヨハンは残された爪で熱線攻撃をかける!
「ウワァァァァッッッ!!!」
凄まじい衝撃波!
だがそれも長くはなかった
切られた何本かの長爪は熱線の負荷に耐えきれず、爆発した!
それはそのままナオト機をも巻き込む!
悪魔の声が響く
「アナタも道連れです……」
ラルフとヴァイカートも眼を見張る
「ナオトッ!」
ナオトはアンジェラ機を抱きかかえたまま、ブースターにしがみつく敵機を振り払えない
ラルフ機は交差していたし、
ヴァイカート機は蹴り落とされていた
誘爆に間に合わない!
そのとき!
凄まじい猛烈なスピードで一機の小さなフリューゲルが突進してきた!
赤い未確認機
すれ違いぎわにビームサーベルで長爪の腕ごと斬り落とす!
あまりのスピードに機体が見えない
敵機が離れた瞬間、
ラルフがトドメの雷撃砲を正面から食らわせた
直撃!
爆炎をあげながら敵機は落ちていった
ラルフは彗星のように尾を伸ばす爆炎を見下ろす
「昔のダチの恨みは晴らしたぜ」
ヴァイカートは周囲に他の敵機の姿が無いことを確認した
「やれやれ、ウチのお姫様はおいしいトコだけ持っていくよな……」
もう赤い未確認機の姿は見えなくなっていた