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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第13章 〜疾風、シュターム

2時間の事後報告はいったん終わった


ナオトは開放され、シミュレーションルームに隣接された広めの廊下、簡易的な休憩スペースに歩いていた


そこではシンシア隊長が2つのドリンクを手に持っていた


「こくろうさん、尋問は終わったか」


「はい、何とか…、明日またラルフ副長と同じことをするらしいです」


ナオトはドリンクを受け取り、ひと息ついた


「そうだろうな、敵の新型データ、あとはこちらの機体の見直しだ

機体に問題があれば、それはフィードバックされて新たな新兵器に活用される

キミのコメントで今後何万人ものパイロットの命が救われるかもしれない」


「そうですね…、わかります」


「良いデータが繰り返していくと、自分に特化した機体が開発されるわけだ」



「それが新型機ですか…?」


「んんー、私の場合それは“ヴァルキューレ”なんだろうな…、

シュタームは私のフィードバックでは無さそうだ」


「そう言えば、お礼を言うのを忘れていました! 斬り込んで来ていただいて助かりました

もう誘爆直前でした」


「キミもアンジェラも失うわけにはいかないからな、まぁシュタームは良い瞬発力だったよ」


「ビルマから単独で飛んできたんですか?」


「そう…だな、 ハンズィは運搬船に居たままだったしな、ちょうどウタパオ国際空港から交戦中の情報が流れてきていたんだ

ビルマと言ってもフリューゲルなら数分だろう?」


「本当に助けられました、再生映像を見ていてもかなり危なかったです

友軍機も態勢を立て直すタイミングでしたし、自分も振り払えない状況でした…」


「…そうだな、あとアンジェラはあと数回あの熱線を受けていたら助からなかったかもしれない…

ギリギリのタイミングだったな」




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