悪魔的ドクター
第3章 病院
「朝の8時。昨日の夜病院来て、そのまま朝まで寝てたんだよ」
「そうなんだ…」
そういえば
苦しかったのは覚えてる。
息を吸おうとしても吐こうとしても、苦しくて咳き込んで…
怖かったのを
覚えてる…。
「今回の事、明里ちゃん達から話を聞いた」
先生は突然合コンの話を持ち出しあたしは現実に戻った。
言われる事はわかってる。
反省もしてる。
覚悟をし
ようやく先生と目を合わせた。
だが…
「…悪かった」
なぜだか急に謝られた。
絶対怒られると思ってたから
謝られて、正直驚いた。
「どうして…速水先生が謝るんですか?」
先生は何も悪くない…
謝らなきゃいけないのは
あたしの方なのに…
「俺のせいだ…」
どうして謝るの…?
「先生は…悪くないです…」
「…いや。もっと早く気付くべきだった。やっぱりすぐに帰した方が良かった…。医者失格だな」
そう言って
あたしを真っ直ぐ見つめるその瞳は、すごく悲しそうだった。
先生に最低だって言った。
けど
先生にそんな顔させたあたしは
もっと最低…
「…ごめんなさい」
あたしは一言小さく呟いて
目を閉じた。
やっぱり気持ち悪い…
車酔いしてるみたい…
「そうなんだ…」
そういえば
苦しかったのは覚えてる。
息を吸おうとしても吐こうとしても、苦しくて咳き込んで…
怖かったのを
覚えてる…。
「今回の事、明里ちゃん達から話を聞いた」
先生は突然合コンの話を持ち出しあたしは現実に戻った。
言われる事はわかってる。
反省もしてる。
覚悟をし
ようやく先生と目を合わせた。
だが…
「…悪かった」
なぜだか急に謝られた。
絶対怒られると思ってたから
謝られて、正直驚いた。
「どうして…速水先生が謝るんですか?」
先生は何も悪くない…
謝らなきゃいけないのは
あたしの方なのに…
「俺のせいだ…」
どうして謝るの…?
「先生は…悪くないです…」
「…いや。もっと早く気付くべきだった。やっぱりすぐに帰した方が良かった…。医者失格だな」
そう言って
あたしを真っ直ぐ見つめるその瞳は、すごく悲しそうだった。
先生に最低だって言った。
けど
先生にそんな顔させたあたしは
もっと最低…
「…ごめんなさい」
あたしは一言小さく呟いて
目を閉じた。
やっぱり気持ち悪い…
車酔いしてるみたい…