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悪魔的ドクター

第5章 助け

入院が出来ない事で
先生は心配なんだとは思う。

医者なんだから当たり前か…。


だけど名刺まで渡して
『何かあったら連絡しろ』って…心配し過ぎな気もする。


喘息について
あたしが無知すぎるから?






診察を終えたあたしは
名刺を眺めながら
病院を後にした。





先生に心配させているのは申し訳ないけど、今のあたしは試験勉強で頭がイッパイ。


レポートも書かなきゃだし
時間が足りないくらい。



「勉強しなきゃ」



その日の夜
あたしは遅くまで試験勉強に集中した。



まさか先生の心配が
当たるとは…
思いもしなかったんだ。






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