悪魔的ドクター
第5章 助け
先生
もう来たの…?
驚きながらも
ゆっくりと立ち上がり
扉の鍵を解除した。
すると
すごい勢いで扉が開き
息を荒くした速水先生が
片手を壁に当て
寄り掛かる様に立っていた。
「咲桜ちゃんッ、大丈夫か!?」
先生
それはあたしのセリフ。
なんでそんなに息荒いの?
「先生こそ大丈夫?走ってきたんですか…?」
「え…あぁ。この辺アパート多すぎ。ここまで来て迷った」
言いながら
ネクタイを緩めて
息を整えている。
「救急車で来たんですか?」
電話を切ってから
まだ10分も経ってないから…。
「救急車?車で来たけど?」
「あ…そうなんだ」
良かった
違って。
けどなぜこんなに早いの…?
「具合は?」
「え、はい…なんとか」
「ちょっとここで診察させてもらう。そこ座って」
先生は言って
持って来た鞄から聴診器を取り出しながら、玄関に入ってきた。
あたしは言われるまま床に座り
服を少し捲る。
聴診器なんて
常に持ち歩いているんだろうか。
もう来たの…?
驚きながらも
ゆっくりと立ち上がり
扉の鍵を解除した。
すると
すごい勢いで扉が開き
息を荒くした速水先生が
片手を壁に当て
寄り掛かる様に立っていた。
「咲桜ちゃんッ、大丈夫か!?」
先生
それはあたしのセリフ。
なんでそんなに息荒いの?
「先生こそ大丈夫?走ってきたんですか…?」
「え…あぁ。この辺アパート多すぎ。ここまで来て迷った」
言いながら
ネクタイを緩めて
息を整えている。
「救急車で来たんですか?」
電話を切ってから
まだ10分も経ってないから…。
「救急車?車で来たけど?」
「あ…そうなんだ」
良かった
違って。
けどなぜこんなに早いの…?
「具合は?」
「え、はい…なんとか」
「ちょっとここで診察させてもらう。そこ座って」
先生は言って
持って来た鞄から聴診器を取り出しながら、玄関に入ってきた。
あたしは言われるまま床に座り
服を少し捲る。
聴診器なんて
常に持ち歩いているんだろうか。