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悪魔的ドクター

第7章 心配

さすがにいいかげん
先生が倒れるんじゃないかと
不安になったあたしは
余計な事だけど
『休んで』って言おうと決意し
帰宅を待つ事にした。





━━━━━━━……


深夜2時をまわった頃



部屋で勉強していたあたしは
時間が気になって
時計をチラチラと確認。


こんな時間になっても帰って来ないって事は、今日は来ないのかもしれない。


仕方がないから今日は諦める事にし、布団へと入って行く…。




と、ちょうどその時…




『ガチャ』と扉の開く音が聞こえてきた。


すぐに先生だとわかったあたしは布団から出て、静かに部屋の扉を開けた。



廊下の先から微かに漏れる光。
その光の方向へと足を進めるが
物音1つしない事に違和感を感じた。



『もしかして本当に倒れてるかもしれない!』
と、もうそれしか頭にない。



急ぎ足で向かい
なんの躊躇いもなく入ると
薄暗い光の中
先生はソファで項垂れていた。



「…先生?」



近くまで寄り
小さく声を掛けるも
返事がない。


ふと先生の左腕に視線を移すと
点滴らしき管が刺してあり
その先には液体が入った医療用の袋が見えた。



…点滴中?

先生
何か病気なの…?




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