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baby,just say

第2章 第二話-初めまして-

どうしようどうしようどうしよう!!

「大人との接し方なんか分からんわ‥。」

例えば5歳の子だったならば、
「妖精さんやでー。」
で、ちょこっと笑うだけで友達になれる。
だけど、
「もうおっさんやしなぁ‥。」
またもや毛布を床に落として眠る横山の寝顔を見ながら溜息をついた。
「どうしたらええの?」
そうこうしている内に、村上は風呂から上がったらしく、髪から水滴を落としながら冷蔵庫からビールを取り出していた。
どこかご機嫌なその姿は、悩みがこの二人にあるのか全く想像がつかない。
「幸せに‥か。」
そうこうしている内に、夜はふけていく。

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