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泣いて、笑って、恋をした。

第3章 act2






カズの両親の話しだと、
母親は幾つかの生命保険に加入していて、借金はそれで全て返せるらしい。
そして、担保になっていたこの2階建ての小さな店も、手離さなくて良くなった。




高校の授業料やその他生活するためのお金も、母親の生命保険でやって行けると……





「命をかけて梨花ちゃんを守ってくれたんだね」




おばさんはそう言って涙を流した。



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