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泣いて、笑って、恋をした。

第3章 act2






「え?迎え?」



「あぁ」



「何迎えって、私これから出掛けるんですけど……」





私はタオルや着替えの入っているカバンを抱きしめながら彼に伝えた。




彼は「橋本のじいさんの所の銭湯だろう?」と何故か私の行き先を知っていた。




「……」



「家に風呂ねぇーのかよ」



「……あります」





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