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泣いて、笑って、恋をした。

第3章 act2






「……」



「聞いてる?梨花ちゃん」



「あ、聞いてますけど……」



「けど?」





シンさんの言いたい事はなんとなく分かる。
私が此処に居るのは場違い。
私はごく普通の高校生。




下の大音響の音楽も雑音にしか聞こえない。
お酒の匂いもタバコの匂いも慣れようとは思わない。



ケンカだって見たこともないし、したことだってない。



明らかに闇に住む彼達とは違う。





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