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ふぁざー × こんぷれっくす

第4章 ファーストデート

な、何――――?


蛇に睨まれたゲコゲコ状態で固まってしまう。


普通キスって…
目を瞑らないっけ?


至近距離で見詰められながら、胸を揉もんでいた清水の手が脚の方に移動した。


次は何ぃぃぃ――――!?


身体を緊張させて身構えると、スカートの裾を少し捲られ、太ももを撫でられ始める。


「んんんっ!」


初めて異性に触られる感触の恐怖と、本気で貞操の危機を感じて叫ぼうとしたけど、唇はガッチリ清水に塞がれて口の中に空気がこもっただけだった。


清水の手は更にスカートの奥へと進み出す。


パパ…
助けて――――!!


「ふぁぁぁ〜ふぁ!ふぁふぁぁぁ〜!」


やっぱり最初は好きな人がいいよ〜!


「ふぅぅぅん…ふっくぅ…」


怖いのと、悔しいのと、切ないのと……


色んな気持ちが混ざって、一気に涙が溢れそうになった時――――


チュプ…


清水の顔が離れて…

ようやく唇が解放された。

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