ふぁざー × こんぷれっくす
第4章 ファーストデート
何故かますます顔が熱くなって、胸がバクバクと煩くなってくる。
「帰る!!」
ラッコを握ったまま清水の手を払い退けて急いで靴を履く。
「駅まで送るよ」
一人になりたい私の気も知らない清水は呑気についてこようとしている。
「結構です!!一人で帰れます!」
「あっそう。じゃぁまた大学でな」
追い払うように思いっきり睨み返すと、清水はあっさりと引いた。
なん!?
普段は強引な癖に!!
珍しい引き際のいい清水に動揺して動きが止まると、清水は意味深な笑みを浮かべて
「やっぱりケーキ食いたいのか?」
馬鹿にしたように言ってきた。
キィィィ〜!!
ムカつくぅぅぅ〜!!
「食べたくありません!! お邪魔しました!!」
捨て台詞を吐いて、急いで部屋から飛び出す。
カンカンカンッ!!
階段を駆け下りると、靴の音がやたら響く。
「はぁ…はぁぁ……はぁ…」
駅までの道はうろ覚えだけど、とにかく清水の住んでいるアパートから少しでも離れたくて駆け足で道なりに進んだ。
「帰る!!」
ラッコを握ったまま清水の手を払い退けて急いで靴を履く。
「駅まで送るよ」
一人になりたい私の気も知らない清水は呑気についてこようとしている。
「結構です!!一人で帰れます!」
「あっそう。じゃぁまた大学でな」
追い払うように思いっきり睨み返すと、清水はあっさりと引いた。
なん!?
普段は強引な癖に!!
珍しい引き際のいい清水に動揺して動きが止まると、清水は意味深な笑みを浮かべて
「やっぱりケーキ食いたいのか?」
馬鹿にしたように言ってきた。
キィィィ〜!!
ムカつくぅぅぅ〜!!
「食べたくありません!! お邪魔しました!!」
捨て台詞を吐いて、急いで部屋から飛び出す。
カンカンカンッ!!
階段を駆け下りると、靴の音がやたら響く。
「はぁ…はぁぁ……はぁ…」
駅までの道はうろ覚えだけど、とにかく清水の住んでいるアパートから少しでも離れたくて駆け足で道なりに進んだ。