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ふぁざー × こんぷれっくす

第2章 ファーストタイム

「ファザコンの何が悪いっ!」


私だけならともかく、パパの前でなんて事ほざくのよぉ~!


ブオォォォン!


私は肩に下げていた、ショルダーバッグを一回転させ、遠心力に任せて失礼男に振り下ろした。


「あぁ~!?」


そこまでするとは思わなかっただろう。


男は目を一瞬見開いたが、バッグを受け止められると思って、口元に余裕の笑みを浮かべる。


舐めんなぁ~!
お祖母ちゃんから受け継いだ秘伝の奥義、食らわせてやる~!


「食らえぇぇぇ~!」


バッグに意識を集中させている間に、片脚を上げヒールの踵を奴の急所に向けてキックした。


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