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ふぁざー × こんぷれっくす

第2章 ファーストタイム

『痛ってぇぇぇぇ~!!』


男は股間を押さえて、悶絶…


の…筈だったのに…


「風香!落ち着きなさい!」


咄嗟にパパに羽交い締めにされていた。


「なっ!パパ、離して!」


「いい歳して、こんな事するんじゃない!」


「だってお祖母ちゃんが、男に甘い顔するなって…」


パパの整った顔が歪み


「たく…母さんは何を教えたんだよ…はぁぁぁ…」


思いっきり溜息を吐いて、毒吐き男の方に向き直り


「ごめんね…君、大丈夫?」


いつもの爽やかな笑顔で、奴がキャッチしたバッグを受け取ろうと手を伸ばした。


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