
ふぁざー × こんぷれっくす
第5章 ファスシネイション
「いいから来なさいよ!」
「え、えぇっ!?」
更に怖い表情になった女子集団は、私の腕を掴んで半強制的に引っ張っていく。
「風香!!」
慌てる私の後ろで閉まろうとする教室のドアの向こう側で、桜が心配してくれていることなんて知りもしなかった――――。
゚*。*⌒*。*゚*⌒*
お怒りの女子集団に囲まれながら、人気が居ない校舎の裏に連れてこられた。
これも所謂『体育館の裏』みたいなシチュエーションだろうか――――。
案の定、囲われていた隊形から、扇状に広がり私は壁を背に女子と檻に閉じ込められる状態になった。
凄~い! ――――見事な連携プレイに、心の中で感心してしまう。
こういうのって、前もって動きを練習していたりするのかな?
ちょっと聞いてみたくもあるが、彼女たちから放たれる眼光の威力に、それどころじゃないなと察する。
これから、どうなるのかな?
睨み付けてくるだけで急に何も言ってこなくなったので、こっちから話を振ってみることにした。
「あの……お話って何でしょうか?」
私の一言を皮切りに、一気に彼女たちは火が点いた花火みたいに発火し始める。
「え、えぇっ!?」
更に怖い表情になった女子集団は、私の腕を掴んで半強制的に引っ張っていく。
「風香!!」
慌てる私の後ろで閉まろうとする教室のドアの向こう側で、桜が心配してくれていることなんて知りもしなかった――――。
゚*。*⌒*。*゚*⌒*
お怒りの女子集団に囲まれながら、人気が居ない校舎の裏に連れてこられた。
これも所謂『体育館の裏』みたいなシチュエーションだろうか――――。
案の定、囲われていた隊形から、扇状に広がり私は壁を背に女子と檻に閉じ込められる状態になった。
凄~い! ――――見事な連携プレイに、心の中で感心してしまう。
こういうのって、前もって動きを練習していたりするのかな?
ちょっと聞いてみたくもあるが、彼女たちから放たれる眼光の威力に、それどころじゃないなと察する。
これから、どうなるのかな?
睨み付けてくるだけで急に何も言ってこなくなったので、こっちから話を振ってみることにした。
「あの……お話って何でしょうか?」
私の一言を皮切りに、一気に彼女たちは火が点いた花火みたいに発火し始める。
