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ふぁざー × こんぷれっくす

第2章 ファーストタイム

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「へぇ~!風香にそんな事があったの!?」


ママはパパが買って来た、ケーキをお皿に載せながら、今日の出来事を楽しそうに聞いている。


結局あの後、直ぐに帰る事にして、ママが好きなRicordiのケーキを買って帰った。


「風香~どのケーキにするの?」


家族四人分、四つバラバラの味を買って来たから、ママが選ばせてくれ


「クランベリーチョコ…」


少し凹みながら、チョイスしたケーキを自分の所に置いた。


「志信さんは?」


「香織先に選びなよ~俺余りもんでいいから」


パパはお茶を淹れながら、ママに優しく微笑みかける。


本当に…いつもラブラブで、見せ付けてくれるな…
私なんかパパのせいで、今だに彼氏出来ないんですけど!


今だに消えない清水大地への怒りを心の中で、パパに八つ当たってしまう。


「でも光志は出かけちゃってるし、余りは光志だね!」


「そっか~じゃぁ、好きそうなの残しておこうか」


弟の光志は最近思春期なのか、何か悩んでいるみたいで、パパとママも気しているみたいだ。


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