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ふぁざー × こんぷれっくす

第4章 ファーストデート

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昨日の今日だから、学食じゃなくてキャンパス内のベンチで桜と二人でランチ中…


「おいコラ!ファザコン!」


「出た!!」


清水大地が再び私の前に現れた。


「出たってなんだよ!お化けかよ!てか、お前なんで電話出ないんだよ!」


「出るわけないじゃない!」


昨日の夕方から何度も清水からコールが入っていたが、全部無視してやったのだ。


大声でやり合う私たちを見て通りすがる学生が…


「ほら…あの二人って…昨日の…」
「あぁ…あれがそうなの…」


ご覧の通り、すっかり大学の晒し者になっている。


その視線が気になって


「ちょっと…大声だすのは止めてよ…」


コソコソと声を潜めると


「あぁ〜もうすっかり大学中の公認になったみたいだな。告白もされなくなるから楽になるんじゃなねぇの?」


清水はそう言って、フンッて鼻で笑いやがった。


カッチィ〜ン!
ホンッと、いちいち頭にくるなぁ〜!


私に何か恨みでもあるみたいに感じてくる。


「余計なお世話よ!行こっ!桜!」


桜の手を取って勢い良くベンチから立ち上がり、清水の前から消えようとすると…


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