ふぁざー × こんぷれっくす
第4章 ファーストデート
「な…なに言っちゃてんの!そんの冗談でしょ!?」
清水の宣言に動揺して、声が上ずる。
女性にとっては大事な初めてを好きでもない、むしろムカつく清水に捧げなきゃいけないんだ。
清水も分かって言ってるのだろうか?
どちらにしても、そんなことを簡単言えてしまう男になんて、尚更ゴメンだ!
なのに清水は…
「ファザコンのお前が永遠の処女にならない様に協力してやるんだから、有難く思えよ」
やっぱり鬼畜だった。
「はぁ〜!?あり得ないんですけど!」
『冗談に決まってるだろ』
そう言って欲しかった。
だって…
酷いことを言っておいて胸の中に私を抱き締める清水の腕と手はやたら優しい。
言ってることと、やってることの違いに、胸の中が凄くモヤモヤしてしまう。
「離して…もう帰りたい…」
清水の腕から解放されたくて、肩を左右に揺らして解こうとすると
「土曜日11時にフクロウの前!」
強制デートを一方的に告げられた。
清水の宣言に動揺して、声が上ずる。
女性にとっては大事な初めてを好きでもない、むしろムカつく清水に捧げなきゃいけないんだ。
清水も分かって言ってるのだろうか?
どちらにしても、そんなことを簡単言えてしまう男になんて、尚更ゴメンだ!
なのに清水は…
「ファザコンのお前が永遠の処女にならない様に協力してやるんだから、有難く思えよ」
やっぱり鬼畜だった。
「はぁ〜!?あり得ないんですけど!」
『冗談に決まってるだろ』
そう言って欲しかった。
だって…
酷いことを言っておいて胸の中に私を抱き締める清水の腕と手はやたら優しい。
言ってることと、やってることの違いに、胸の中が凄くモヤモヤしてしまう。
「離して…もう帰りたい…」
清水の腕から解放されたくて、肩を左右に揺らして解こうとすると
「土曜日11時にフクロウの前!」
強制デートを一方的に告げられた。