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ふぁざー × こんぷれっくす

第2章 ファーストタイム

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「お待たせしました~BセットとCセットになります!」


さっきのショップでパパに洋服を買って貰った後、少し遅めのランチをするのに、カフェレストランに入った。


「美味しそうだね~風香!さぁ~食べよ」


パパはご飯の上にアボガドと海老とお肉が載った、サラダ風ライスをスプーンで掬った。


「うん…」


ちょっとテンション低い私に、パパは優しく話し掛ける。


「風香はオムライス好きだね~」


頼んだBセットは、チーズクリームのオムライス。


「オムライスが好きって言うか…パパとママが作ってくれる『オムシチュー』が好きなんだよ」


ママは料理が上手だけど、パパも料理が上手くて、作ってくれたものは本当に美味しい。


「ははは~!そっか!今度また作ろね」


「うん!楽しみ~!」


ニッコリ笑って明るくそう言うと、パパも穏やかに微笑んでアボガドと海老を口に入れる。


それ…
ママが好きな組み合わせだよね…。

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