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ふぁざー × こんぷれっくす

第4章 ファーストデート

゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。

そして土曜日…


清水に強制連行される日。


「はぁぁ…行きたくない」


結局、昨日だって清水から一言も連絡が来ていないし、言われた場所に行ったとしても本当に居るんだろうか?


「もしかして…私を待ちぼうけにさせて、物陰から指差して笑うつもりじゃないの?」


などと嫌がっているとはいえ、自分でも酷い言いようである。


だけどもし…本当に待っていたら…


行かなかったら、ネチネチ言われて、それをネタに無理やり襲われるかもしれない!


どちらにしても凄い不愉快だ!


私の妄想はドンドン広がって、清水が悪の親玉にでもなりそうな勢いだった。


「はぁ…行くだけ行ってみるか」


一方的とはいえ約束は約束だ。


ドタキャンして…

『お前の親、どういう躾けしてきたんだよ!』

とか言われたくないし!


そう思うと悔しくなって、お気に入りのワンピースまで着て、メイクもバッチリと気合いを入れてしまった。

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