ふぁざー × こんぷれっくす
第4章 ファーストデート
あぁ…私の気持ちとは裏腹に、何て世間は眩しいの。
私以外の人が皆んな幸せに見えてしまう。
ぼんやり外を眺めていると、清水は握った手を軽く上げて
「何処に行きたい?」
ぶっきら棒に言ってきた。
「え…行くところ決まってるんじゃないの?」
「あぁん?決めてねぇよ。今日はお前がいきたいところ付き合ってやるよ」
相変わらず上からな言い方だけど、私に合わせようとしていたことには驚いた。
「良いの?」
衝撃の余り思わず聞き直してしまうと
「良いけど」
清水は不敵に笑った。
途端、胸も奥がモヤモヤしてくる。
な、何よ〜!
その不遜な態度〜!
こうなったら清水が恥ずかしくなるような所に連れ回してやろうじゃないの!
「じゃ、じゃぁ洋服見たい!」
「洋服〜?別に良いけど、場所何処?」
「サンシャインの中」
「サンシャインね…」
特に怯む様子もなく清水は再び私の手を引っ張り、丁度信号が変わった大通りの横断歩道を渡り出した。
私以外の人が皆んな幸せに見えてしまう。
ぼんやり外を眺めていると、清水は握った手を軽く上げて
「何処に行きたい?」
ぶっきら棒に言ってきた。
「え…行くところ決まってるんじゃないの?」
「あぁん?決めてねぇよ。今日はお前がいきたいところ付き合ってやるよ」
相変わらず上からな言い方だけど、私に合わせようとしていたことには驚いた。
「良いの?」
衝撃の余り思わず聞き直してしまうと
「良いけど」
清水は不敵に笑った。
途端、胸も奥がモヤモヤしてくる。
な、何よ〜!
その不遜な態度〜!
こうなったら清水が恥ずかしくなるような所に連れ回してやろうじゃないの!
「じゃ、じゃぁ洋服見たい!」
「洋服〜?別に良いけど、場所何処?」
「サンシャインの中」
「サンシャインね…」
特に怯む様子もなく清水は再び私の手を引っ張り、丁度信号が変わった大通りの横断歩道を渡り出した。