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ふぁざー × こんぷれっくす

第4章 ファーストデート

「なっ!バレるって言わなきゃ分からないじゃない!」


その余裕の態度が癪に障って、反論すると


「触れば分かるだろ。ほら!」


「っ!!」


清水は両手で私の胸を鷲掴みにしてきた。


「Cだな」


挙句、カップサイズまで言い当てられる。


私は慌てて胸元を押さえて、飛び跳ねるように清水から離れた。


「ちょっと!何すんのよ!」


「下着買うならちゃんと測った方がいいだろ?」


清水は不敵な笑いを浮かべて、側にあったCカップのブラとショーツのセットを手に取って私に差し出してきて


「俺、色は何色でも気にしないから」


一言言い残して、ショップを出て行ってしまった。


「な…なによ…アイツ」


手渡されたランジェリーをおもむろにみると――――


「本当に…ムカつく…」


ブラのアンダーサイズまでピッタリだった。

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