ふぁざー × こんぷれっくす
第4章 ファーストデート
何か言いたげなその表情に、胸がソワソワしてくる。
動揺を悟られまいと意地になって言い返す。
「そうですよ〜!私はパパと結婚したいんだから!」
太陽が西から昇るくらいに不可能な現実なのは分かっていて、敢えて言ってやった。
きっとまた小馬鹿にして笑われるんだろう…
でも、それでも構わなかった――――
なのに…
「なんでそんな父親が好きなの?」
不機嫌そうな顔をしながらも、私がパパを好きな理由を聞いてきた。
思わぬ切り返しに、頭の中が真っ白になりそうになる。
「わ、悪い!?」
「いやぁ〜まっ、あんだけイケメンだもんな。相当の美形じゃないと対抗できねぇだろうけど、この歳になってまで父親と結婚したいなんて言うのも普通におかしいだろ?」
ムムッ!
やっぱりいけ好かない言われ方をされたけど、清水が言っているのは世間の常識だ。
それでも小さい頃からパパを好きだった気持ちを簡単に否定はされたくない。
動揺を悟られまいと意地になって言い返す。
「そうですよ〜!私はパパと結婚したいんだから!」
太陽が西から昇るくらいに不可能な現実なのは分かっていて、敢えて言ってやった。
きっとまた小馬鹿にして笑われるんだろう…
でも、それでも構わなかった――――
なのに…
「なんでそんな父親が好きなの?」
不機嫌そうな顔をしながらも、私がパパを好きな理由を聞いてきた。
思わぬ切り返しに、頭の中が真っ白になりそうになる。
「わ、悪い!?」
「いやぁ〜まっ、あんだけイケメンだもんな。相当の美形じゃないと対抗できねぇだろうけど、この歳になってまで父親と結婚したいなんて言うのも普通におかしいだろ?」
ムムッ!
やっぱりいけ好かない言われ方をされたけど、清水が言っているのは世間の常識だ。
それでも小さい頃からパパを好きだった気持ちを簡単に否定はされたくない。