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ふぁざー × こんぷれっくす

第4章 ファーストデート

「ぶっ!へ、変なこと言わないでよ!」


清水のせいでカフェオレを吹き出してしまい、濡れた口周りをペーパー慌てて拭う。


「ぷっ!動揺し過ぎじゃね〜」


「だって、エロいことなんて考えてないのに、エロいみたいに言うから!」


「そう?食べてる仕草って、結構エッチだけどね」


また変なこと言った清水は、フォークを唇に当てながら口端を上げる。


ドッキン!


その表情と仕草が男のくせに、妙に色っぽくて不覚にも心臓が跳ねてしまった。


「うっ…」


「どうした?早く食えよ」


「煩いわね分かってるわよ!」


熱くなった顔を隠すように俯こうとしたら、清水はのんびりとカフェオレを飲み出した。


フォークが置かれたお皿は、跡形もなくパスタがなくなっている。


「あんた…もう食べたの?」


「腹減ってたしな。お前がモタモタしている間に食ったけど」


清水は踏ん反り返って、カフェオレも飲み切ろうとしていた。

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