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ラズベリーの恋

第42章 新年を迎え

「はじめまして、隆志です。梨香からいつも話しは聞いているよ。よろしくね。」なんか優しそう。「じゃ、智香またね!」と、お姉ちゃん達はそそくさと、行っちゃった。「お姉さんの彼氏さん、良さそうな人だね。」秀君もそう思ったみたい。「寒いし、どこかでお茶でもしない?」「あ、でもお正月だから、お店閉まってるかもよ。」「ああ、そうか。」「ね、秀君。うちに来て、ゆっくりしない?」「いいの?」「うん!行こう行こう!」と、私の家に行ったの。「あら、秀樹君こんにちは。どうぞ上がってね。」とお母さんが出迎えてくれたよ。「お邪魔します。」と、上がって「寒かったでしょう?ほら、お正月だし甘酒を飲んでみて。」と、お母さんがホカホカの甘酒を出して、秀君と一緒に飲んだよ。「ああ、温まりますね。」「秀君、美味しいね。」「智香、酔っぱらわないか?」「へーき!」甘酒を飲み終わって、私の部屋に行って「そっかあ。今年は受験だね。私、秀君と同じ高校に行きたいな。」「じゃあ、お互いに勉強を頑張ろうね!」「うん!秀君、私頑張るよ!」「智香と、高校が一緒だと、楽しいね。」「秀君は、もちろん大学も行くよね?」「うん。弁護士になりたいから、大学は行かないとね。で、僕は大学院まで勉強したいんだ。」「ちゃんと、ずっと先の将来設計までしてるんだね。」「智香は大学は?考えているの?」「うーん、どうしよう。特に勉強したい事ないし、専門学校でもいいかな。」「なんの専門学校?」「やりたいとしたら、お料理かな。お料理するの好きだし、結婚したら即役になるよね。」「結婚かー。智香はいいお嫁さんになりそうだね。あー!」「ん?どうしたの秀君。」「いや、あのー。照れるな。このままずっと、智香と一緒で、いつか。」「いつか?」「あ、あの!いつか智香と、結婚したいなって。」「秀君。嬉しい。私もね、秀君意外考えられないよ。結婚、したいね。やーん!なんだか、プロポーズされたみたい!はー!熱くなってきたよ。」智香の目がとろんとしてきて「秀君。ちゅー!」と、智香は露木の膝にまたがり、抱きついて夢中でキスしました。「あーん!秀君。したくなっちゃった!」「あ!智香、甘酒で酔ってるね。お水もらってくるよ。」「ほら、智香。お水もらったよ。」「秀君、口うつししてー!」「別荘の時と同じだな。ほら。」と、智香は露木からごくごく水を飲みました。
「はー!幸せ!秀くうん。」

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