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ラズベリーの恋

第46章 記念の写真撮影

智香は、まず窓際に立って、全身を撮ってもらいました。今度は、ベッドに横たわったのを、次は四つん這いになって横から、次は寝転がって頬杖ついているのを正面から、最後に足を抱えて座っている所を、撮りました。服を着ている間に、写真の印刷が終わりました。「智香、まるでグラビアアイドルみたいだね。」「え?どれどれ?ふーん。自分の体をあまり、じっくり見る事ないから、私じゃないみたい。」「智香はどう撮しても、綺麗だよ。」「ウフフ。秀君ありがとう。ね、一緒に撮ろうよ。」脚立を出して、抱きしめあったり、キスしている所、露木が智香を後ろから抱きしめている所。今回はかなり熱々ショットにしてみました。「じゃあ、ケーキを食べよう!」と、紅茶を入れてザッハトルテを、二人で食べました。「智香、美味しいよ。チョコが濃厚だね。」「二人で食べあいっこしてるのも、撮って!」お互いケーキを食べている所も撮しました。笑いながら、食べさせている所を、何枚か撮りました。「バレンタインデーの記念になったね。智香、あの、ヌード写真はどうしたら、いい?」「机の上にズラッと並べて置いて。」「智香、本気?」「ウソよ!家庭教師の先生が見て、驚くよ!勉強所じゃなくなるよね。アハハ!」「誰かに見られないか、心配になってきたよ。」「秀君の机、綺麗に片付けてあるし、お母さんがわざわざ引き出し開けて、覗く事もないでしょ?」「そうだね。ちゃっかり、コンドームの箱も、引き出しに入っていて、母親にこれはなに?と聞かれた事もないしね。じゃあ、大丈夫か。
」「秀君、別荘で撮った写真はどうしてる?」「見てみる?」と、露木は部屋に行って、戻って来ました。
大きなアルバムに、綺麗に写真を貼ってありました。
「この後に、私のヌードを貼るんだね。」「貼らないよ!本棚にアルバムを置いているから、ここに貼るのはかなり、危険だよ。」「ああ、そっか。じゃあ、ノートにでも挟んで、隠しておく?」「そうだね、そうするよ。新品のノートがあるし、ノートなら誰も触らないしね。さっき撮った写真を印刷するね。」その間に、智香はケーキのお皿の洗い物を済ませました。「ほら!印刷出来たよ。」「私達、すんごいラブラブだね!こーゆーの、欲しかったんだー!秀君、ありがとうね。」「すっかり遅くなったね。そろそろ送るよ。」「うん!お母さんに今から帰るとメールするね。」露木は智香を送りました。

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