
ラズベリーの恋
第54章 心の崩壊
お母さんが「智香、こんな時間にどこ行くの?」と聞かれて「コンビニ」と、ボソッと言って家を出たの。電車に乗って夜の街に行ってみた。電信柱に持たれて自分の指を舐めてたら、さっそく来たよ。酒臭いオヤジが。オヤジと言っても若いかな?30才くらいかな。「行こう。」と、ラブホに連れて行かれた。その人、びっくりするくらい、アレが太くて長くて大きいの。しゃぶるときにえずいたわ。セックスはノーマルだったけど、凄い大きいからむちゃくちゃ気持ち良くて、潮が吹いてびしょびしょで、オジサン喜んでたわ。ちゃんと、着けてもらったけどやっぱり、私の体は凄い気持ちいいんだって。オジサンの大きくて気持ちいいから、喘いでのけぞって何度もイっちゃった。オジサン、凄く喜んで気に入ってくれたみたいで、お小遣い3万円もらっちゃった。また、来週同じ場所で待ち合わせる事になったよ。家に帰ったら、お父さんが来て思い切り叩かれて「智香!もう夜中の1時だぞ!最近学校にも行かず、どうしたんだ?秀樹君も来ないし、何かあったのか?」お母さんもいて、泣いてるの。「智香。お酒臭いわ。智香の体中から臭うわ。コンビニなんて嘘ついて、どこへ何してたの?」智香は涙を流して笑いながら「街で知らないオジサンとラブホに行ったの!あはは!ほら、お小遣い3万円もらったよ!あはは!」智香はお金をヒラヒラ撒き散らし、うつ伏せて泣きわめきました。「智香、お母さんずっと心配だったんだけど、うっうっうっ。やっぱり、カウンセリングに受けに行きましょう。」お母さんは私の体を抱きしめて、声を殺して泣いてた。私は起きてお母さんと抱き合って泣いたの。お父さんも泣いてた。お姉ちゃんも起きてきて、泣いてた。家族が泣くのを見るのは、初めてで胸が苦しくて、涙は止まらなかった。家族に大丈夫と伝えて、お風呂に入って部屋に戻って、電源を切っていた携帯をそっと、持ってゆっくり電源を入れてみたの。友達からのたくさんのメール。1つずつ読んでいってふと、れいちゃんのメールに目がとまりました。秀君の事が書いてあったの。秀君が小学生の時に半年間イタリアにいたらしく、アメリーちゃんの家にホームステイしていたそう。秀君にとって初恋の人はアメリーちゃんだったそう。まさか、アメリーちゃんが日本に来ると思ってなかったそう。れいちゃんが言うには、アメリーちゃんはどことなく、私に似てるって。ふうん。
