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ラズベリーの恋

第60章 受験目前の3学期

素敵だったよ。秀君に出会えて良かった。愛してる。」「智香。僕もだよ。勇気を出して告白して良かった。断られて当然だと、思ってた。こんなに可愛い智香だから、ダメもとだったんだ。嬉しいよ。智香も僕の事を好きだと言ってくれて、感動したんだ。僕、不細工だからまさかと思ったよ。」露木は智香の涙を拭きました。智香は笑って「秀君。第2ボタン頂戴。」付け替えて、智香は箱に大事にしまいました。二人は担任の先生にご挨拶しました。「先生。私達が一緒に暮らす事を許して下さって、ありがとうございました。」「早瀬さんの病状を聞いて、先生達と話し合いをしたのよ。早瀬さんがすっかり、変わってしまって心配でしたが、治って良かったです。露木さん、頑張りましたね。二人共、無事卒業おめでとう。二人共きっと、合格するでしょう。先生はいい知らせを待ってます。」「はい。頑張ります。ありがとうございました。」二人は挨拶をして帰りました。「ねぇ。秀君とちらないか、すごーくドキドキしたんだよ!」「あはは!緊張で舞台の階段につまずきそうだったんだ。焦ったよ。暗記してたから、話すのは良かったけどね。」「秀君、カッコよかった!また、惚れちゃったよ!私の自慢の彼氏さん!うふふ!」「いやあ、嬉しいな。」露木は智香の頭を撫でました。「明日は受験だね!私、大丈夫かな? 」「大丈夫だよ。あんなに勉強頑張ったしね。」「今夜は秀君、何食べたい?」「そうだな、受験前って事で在り来たりだけど、カツ丼かな?」「なるほど!受験に勝つ!だね!決定!カツ丼食べよう!」二人で買い物を済ませて帰りました。お昼を食べて勉強です。夜はカツ丼を食べて、家庭教師から受験のポイントを教えてもらいました。合否の連絡を待ってます、と帰りました。今夜は一度だけ、と約束してセックスしました。智香が眠れないのに気が付いて、露木はココアを入れて二人で飲みました。「秀君、明日受験なのにごめんね。不安で眠れなくて。」露木は後ろからふわっと抱きしめて「大丈夫だよ。家庭教師の先生も言ってただろ?二人は余裕で合格間違いないって。さぁ、ベットに戻ろう。」ベットで露木は智香のおでこにキスしました。手を繋ぎ手にもキスをして「智香、楽しい事を思い出すんだ。目を閉じて別荘で遊んだ事とか。クリスマスの事とか。楽しい思い出。」ささやいているうちに智香は寝息をたてていました。露木は安心しました。

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