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ラズベリーの恋

第22章 春間近

晩ごはんを食べながら「お母さん、どう思う?この子バーバリーのマフラーもらってるのよ。」「いいじゃない!私は頑張って秀君にマフラー編んだんだし! チョコも手作りだよ。お姉ちゃんがチョコ作ってるの見たことないもんね。」「それに、お姉ちゃん、ケーキももらったんだから、有り難く食べてね!」「あっ!そうだったね。いやー!あんたの彼氏いい人じゃない。」「で、でね、お父さん。あの、秀君と誕生日が1日違いでね、二人でお祝いしようって。それでなんだけど、また秀君家の別荘に行こうって、誘われちゃったんだけど。お父さん、いいかな?」「あー!あんたまた、セックス三昧しようとしてるでしょ?やらしい誕生日だなー!もうー子供作らないでよ。」「あっ、お姉ちゃんそれは大丈夫。秀君ちゃんと着けてくれるし。」「いやーん!もう、生々しいな!具体的に言わなくてもいいから!私の彼は避妊しないなー。」「えっ!梨香。ちゃんとしなさい。まだ、お父さんおじいちゃんになりたくないぞ。」「はーい。彼に言っとく。」「智香は秀樹君とお付き合いして、成績も良くなったし、秀樹君はちゃんと智香を大事にしてるみたいだから、別荘に行ってもいいぞ。」「お父さん、ありがとう!お母さんもいい?」「ええ、いいわよ。いい誕生日にしなさいね。」「やったー!わぁ!楽しみー!」そして、露木からもらったケーキを、家族で食べながら、別荘で晩ごはんは何を作ろうか、母親と相談する智香でした。布団に入った智香は、またあの丸太の別荘に行くのが、楽しみでワクワクしました。
次の日、二人は教室で話ました。「親父がいいってさ。で、バスは大変だから親父が車で連れて行ってくれるって。」「私も親が行っていいって。へー秀君のお父さんに会うの、初めて。緊張しちゃう!」二人は仲良く笑いました。そして、終業式の日が来ました。
「ねーねー!2年生になったら、同じクラスになるといいねー!せっかく4人仲良くなったのにね。」と、まきちゃんが言いました。「クラスが別になっても仲良くしようね。」と、智香は言いました。「智香ー!露木君と同じクラスになると、いいね。」「うん!離れたくないよ。」「あっ、ノロケられたー!アハハ!」とれいちゃんが笑いました。「ねぇ、最後だし、家に遊びに来ない?おやつパーティーしようよ。」と、ちはやちゃんが誘ってくれました。みんなで、行きたい!と盛り上がりました。

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