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ラズベリーの恋

第29章 久しぶりの登校

1週間、学校を休んだ智香は、久しぶりに登校しました。「智香!久しぶり!元気になった?」れいちゃんが心配してやって来ました。「うん。もう、大丈夫。」笑って話してたら、中井君がやって来ました。「メールしても返信がないから、心配したぜ。」「うん。ごめんね。」「放課後、話したいから待っててくれるか?」「うん。わかった。」話しの内容はなんとなくわかっていました。放課後になり、中井と智香は二人になり、中井が話し初めました。「俺と付き合うのは、どうなった?」「ごめん。その話しなかった事にしてくれる?」「え?まじ?なんで?」「秀君と寄りを戻したの。秀君、私のせいで今、肺炎で入院しているの。」「なんで肺炎に?」「夜に秀君からメールが来たんだけど、怖くて見なかったの。でも、やっぱり気になって、次の日の夕方にメールを見たら、前の晩から公園のベンチで、私が来るのを待っていて。雨が降る中ずっと待っていて。急いで行ったら秀君ずぶ濡れで倒れて、すぐに救急車を呼んで病院に行ったんだけど、先生が肺炎になってるって。桜木さんとは、誤解だと話してくれたの。」「まじか。スッゲー雨降ってたのに、よく待ってたな。ああ、わかったよ。それほど早瀬を思ってたんだな。あいつ、やるじゃん。命かけたって事か。俺は出来ないな。あー!一発だけでも早瀬とやりたかったな。諦めるわ。なぁ!ちょっとだけ、そのデカ乳揉ませてくれよ。」「嫌よ。中井君のエッチ!」「なんだよー!あんなにグッショリ濡らして、感じまくってた癖に。」「言わないでよ。恥ずかしいじゃない。」「じゃ、最後に。」と、中井はいきなりキスしてきました。中井のいやらしいキスをされ、胸を思い切り揉んで「じゃな。」と教室から出て行きました。智香はやれやれと、露木が入院している病院へ急ぎました。「やあ!智香。来てくれてありがとう。」「うん。どう?調子は?」「点滴に入れてくれてる、薬が効いているみたいだよ。食事もきっちり食べているし、熱も下がったよ。」「良かった。元気そうだね。」「まだね、レントゲンを撮ると肺が少し白いんだ。」「秀君、中井君にはちゃんと断ったからね。」「良かった。安心したよ。あ、桜木さん?」振り向くとメガネをした、桜木さんが立っていたの。「桜木さん、ありがとう。」「学校で露木君が入院したと聞いたから、心配になって。」「桜木さん、僕の彼女なんだ。」

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