テキストサイズ

ラズベリーの恋

第40章 初めてのクリスマス

露木は、次の日家に帰る事になりました。「秀樹君がいなくなると、なんだか寂しいわね。」と、智香の母親は言いました。「お父さん、お母さん、大変お世話になりました。本当に良くして下さってありがとうございました。みなさんでの食事は楽しかったです。お母さん、美味しい食事とお弁当ありがとうございました。智香と過ごしたこの3ヶ月間僕は幸せでした。また、遊びに来させて下さい。」「たいした事も出来なかったけど、智香がここまで元気になったのは、秀樹君のお陰だ。ありがとう。またいつでも来なさい。」お父さんはそう言ってくれたの。「秀樹君、今度は私の事、梨香って呼んで寝込みを襲ってもいいからね!」「お姉ちゃんのエッチ!飢えてるんじゃないの?」
そうして、二人は布団に入って手をつなぎ「今夜で最後か。智香は本当にもう、大丈夫なの?」「うん。秀君ずっとそばにいてくれて、元気になったよ。ありがとう。私、幸せだったよ。この3ヶ月間。今度は秀君のお母さんを元気にしてね。」見つめあってにっこり笑って、長い間キスしました。「今年こそは、クリスマスを一緒に過ごそうね。約束だよ。智香。」「うん。秀君楽しみだね。愛してるわ。」「智香。このままずっと居たかったよ。寂しいけど、僕、母親の為に頑張るね。家に帰るのを勧めてくれて、ありがとう。智香、愛してるよ。」そして、またキスしました。日曜日の朝、露木は帰る支度をしました。「秀君、忘れ物はない?」「うん。大丈夫だよ。では、お世話になりました。僕、帰ります。」家族みんなで、見送り智香は「秀君、忘れ物!」と、チュッと唇にキスしました。「やーだ!智香!みんなの見てる前で!お姉ちゃん、熱出そうだわ。」「お父さんは鼻血が出そうだぞ。」部屋に戻った智香は、露木のいない静かな部屋で寝転がり、涙を流しました。本当はもう少しそばにいて欲しかったのです。でも、智香は起き上がって「私には支えてくれる家族がいるんだ。秀君のお母さんは1人寂しく、あんなに痩せてしまって、私よりも辛いんだ。自分の力で克復しなきゃね。うん。頑張る。」智香は涙を拭いて、クリスマスプレゼントは何にしようか、考えました。智香はお財布を開いて、お財布と相談しました。智香は街に買い物に出かけました。街はすっかりクリスマスムードです。あれこれ迷って、決めました。綺麗にラッピングしてもらいました。秀君、喜ぶかな?智香は帰りました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ