無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　
　幸村はそんな千恵の両足を担ぐと、猛る自身で一気に秘部を貫いた。

「――あああっ！」

　稲妻のように全身を駆け巡る衝撃に、半分飛んでいた千恵の意識は一気に覚醒する。たった一突きで体に溜まる欲が散らばり、頂点へ達していた。

「あっ……はぁ、ん……」

　千恵は絶頂に導かれるまま、中の幸村を締め付ける。幸村はその気持ちよさに眉を寄せて自身の暴走を我慢しながら、千恵が落ち着くのを待った。

「幸村……」

　千恵が熱い目を向け、大きく息を吐き切ると、幸村は腰を動かし始める。中に入るだけで気持ち良いのだから、本格的に交わればさらに快楽と幸福が駆け巡った。

　幸村が揺さぶるたびに、千恵の足はぴくりと跳ねる。激しさに肩から足が落ちると、千恵は幸村の腰に絡ませさらに深くへ導いた。

「千恵殿、これは……拙者も、持ちそうにありません」

「あたしも……あっ、また、イキそう……んんっ」

　互いの熱しか感じられなくなった二人は、溶け合って一つになったような感覚に襲われる。そしてそれは、今までにない至高の快楽を生み出していた。

「あっ、駄目……あたし、またっ！」