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楽曲名未定

第3章 ☆要求 ジェイソン目線

ある程度解されてから、そのピンク色の物体を中に押し込まれる。
ブライアンのペニスとは違い、冷たくて、異物だと認識してしまう体。
俺は、ひたすらライブ中にリモコンを押されないことだけを願った。

「よし、履いていいぞ」

ブライアンの顔が、満足げな表情になる。
俺はため息をついて服装を整える。

「……押すなよ」

俺はボソッと呟くように警告してみた。
だが、ブライアンは無言で「知らない」というような目を向ける。
ああ、こんなもん、さっさと抜きたい。

すると、中でローターが突然動き出す。
ブライアンは言葉一つ発さず、いきなりスイッチをいれてきた。俺はびっくりして、その場にあった手すりにしがみつく。
甘い痺れが体を支配する。

「っあ……!」

声を上げてしまい、俺が睨むと、ブライアンが声を立てずに笑う。
機会音が二人だけの空間に響き、跳ね返り、俺の身体中に響く。

「結構感じてんじゃん」

ブライアンが、手すりにしがみついたままの俺の唇にキスをしてくる。
閉じた唇を割って入ってくる舌。恥ずかしいくらいに響く水音。
下半身に熱が篭るのを感じた。

「っ……ブライ……!」

唇を離してからブライアンの名前を呼ぶと、
スイッチを止められ、俺は大きく息をついた。
ブライアンの視線が、俺の股間に向かう。
恥ずかしさで目が回りそうだった。

「勃ってるけど」

いつもの口調で言われ、身体中がカッと熱くなる。
ブライアンの太腿が、俺の股間に当たり、思わず身体が跳ねる。
出来るなら、いつも通りに俺を扱って欲しい。

「……やりたい」

喉に唾か何かが溜まって声が篭ってしまう感覚。涙声になっていた。
ブライアンは俺の頭を無言で撫でてから、俺の肩を抱いてまた個室に入る。

個室に入ると、ズボンを脱がされ、硬くなっている俺のペニスを布越しに唇で啄まれる。
その後、声もあげる間も無くパンツも降ろされた。

「我慢できないだろ。楽にしてやるから……」

ブライアンがペニスの裏筋を下から上に舐めあげ、すぐに根元まで口に含んでしまう。
温かい柔らかい咥内。行為に及んでいて、ブライアンにこうされたことは無かった。
そのうえ、肌に当たる呼吸がくすぐったいし、こんなに咥えこんで大丈夫なのかと思ってしまう。

「ふっ……んっ……」

「んんっ……!」

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