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百夜恋詩

第4章  「皐月」

**九十夜め**



想いを湛えるグラスの縁を

指先でそっと弾いてみる

クリスタルのあえかな叫びが

あなたの手元で夜を越え

深紅の夢を揺らすだろうか




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