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百夜恋詩

第4章  「皐月」

**九十一夜め**



火ともし頃の街角は

茜色に藍が溶け合う妖しの時間

ざわめきながらすれ違う人波に

もしやあなたがいるようで

淡い幻想に心が騒ぐ




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