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雅「んっ ...」

目を覚ますとカズナリが俺の体を拭いていた

和「ごめんなさい起こしちゃいました？熱出ちゃってるからしばらく安静にしててね」

雅「...カズナリはどうして俺を助けるの？」

和「家の前でぶっ倒れてる人みかけて知らんぷりするやつが何処にいるんですか！笑 あと俺のことは和でいいですよ。その方が嬉しい」

和は出会って初めて笑った
でもどこかさみしそうに見えたんだ

雅「ねえ和、ここ居させて。俺家ないの 」
和「はぁ？！無理に決まってるでしょ！」

やっぱそうなるよね〜
でも俺にいい考えがある

雅「そっかー、そうだよね。ごめん変な事言って。野宿でもしとくよ」

重い体を起こし玄関へ向かう

和「ちょ、ちょっと待って！...ずっとじゃないなら置いてやってもいいけどっ！...」

和のところに駆け寄り

雅「うっそいいの？ありがとー！ 」

和「は、はあ ..」


冷たいひとかと思ってたけど

なんだ、いいやつじゃん